機械工学科FD記録〔教育改善〕

学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。

授業科目〔機械工学英語    〕,教員名〔榊原 精     〕,記入年月日〔2003.5.14

 

1.学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について

おおむね良好な結果と受け止めているが,3人の担当授業に対する個別の結果ではないので,なかなか改善の手がかりとなりにくい.

自習時間が少ない.

 試験問題が応用問題でやや難しいという意見もかなりあるが,学生の英語能力にかなり差があるのでやむを得ないと考えている.

 英国出版社の教科書なので,英語の力の余りない学生には取っ付きが悪いので「日本語訳がほしい」という意見もあるが,日本語に訳すことではなく(説明は日本語でするし,理解度の評価に和訳を課すことはあるが)英語で理解することを目標としているので,教科書の日本語訳は出さない方針である.

 会話を重視してほしいという意見はもっともだと思うが,TOEICにおいてもreadingの点が低い現状から考えて,今以上にreadingを減らすことは考えていない.

 

2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について

     実施済みの内容

 

     実施計画の内容(予定の実施時期も含む)

英語でのコミュニケーション能力向上への刺激として,プレゼンをさせることを考えている.初めての試みであり,内容・形式について検討を要するが,できれば今年度実施したい.

 

3.各教員からのご意見等

 機械工学英語にしろ何にしろ外国語の学習は,学生が各自目標を持って持続的に学習する以外に上達の道はない.授業はそのための手助けができればよいと考えているが,現状は自習時間も少なく,目的が達成できていない.

TOEICの得点もまだ低く,機械工学英語以前の問題も多々あるので,英語の基礎的運用能力の向上と専門的内容との配分がむずかしい.当面,機械工学の内容と語彙を用いて,英語の基礎能力を固めていく現在の方法を続けていくが,教材の補充に努力したい.