機械工学科FD記録〔教育改善〕

 

授業科目〔制御理論    〕,教員名〔鷲尾誠一    〕,記入年月日〔2004.2.27 〕

 

1.学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について

<自由記述>

 ・教室を広いところにする、教室を大きくしてほしい、部屋が狭いです、人が多いので広い教室で講義をして欲しかった、大講義室を使いたい、人数的に余有のある教室を使う

 ・人数をわける。今回は人が多すぎると思う(演習時)

 ・レポートに時間がとれなかったので減らしてほしい

 ・レポートを減らして、演習の時間にやる問題を増やしてほしい

 ・レポートのペースがはやくて少したいへんだった

 ・黒板を見やすくする

 ・教科書が分かりづらい

 ・式の導出をくわしくしてほしい

 ・一人に集中して質問をするのは授業の妨げになる

 ・クォーターじゃなくす、クォーターをなくせ!

 ・特になし

 ・中間テストの問題が去年のものと全く同じだったと聞いて、驚くよりあきれている。私の周囲にもふだんロクに勉強していないにも関わらず、過去問を前日に解いて、いい点を取ったと堂々と言っている人がいるが、これは極めて意味のないことで、なぜこんなことがまかり通るのか。

・演習ノートがA4ノートとされているのは何か特別な理由があるからなのか。A4ノートは高く、持ち運びにも不便なので、他の講義・演習同様B4ノートを認めていただきたい。

<アンケート結果(全学対応項目の平均値)>かっこ内は14年度の値

設問1:3.9(3.7) 設問2:3.9(3.9) 設問3:3.9(3.4) 

設問4:3.9(3.7) 設問5:3.4(3.0) 設問6:3.9(4.0) 

設問7:4.0(3.7)

⇒ 前年度に比べて各設問で改善が見られた。特に授業の達成度の設問5が、昨年度より0.4ポイント上がったことは喜ばしい。また、昨年度は設問3が3.4で、「教科書、参考書、説明資料、シラバスの書き方」が十分でないという評価をもらったが、本年度は3.9とまずまずで、改善の結果が出たと思う。

 

2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について

     実施済みの内容

 

     実施計画の内容(予定の実施時期も含む)

<自由記述に対する学生への回答>

1)教室が狭すぎた(月曜日3番講義室、金曜日大講義室)という意見を多くもらいました。確かに3番教室では3人掛けの席に3人座るような状況が多く、窮屈に感じた結果がこの意見になったと判断されますが、机に座れない人はいなかったと思います。この授業が他の選択必修や必修の授業に比べて特に人数が多いわけでなく、教室の少なさや狭さは工学部全体の問題なので、今後校舎の改修などで改善を図っていくようにしたいと思っています。学科間の調整で、来年度もまた3番教室が割り当てられましたが、履修者数という面では、来年度は今年度より多少減って、その分詰まった感じも無くなるのではないかと思います。

2)この講義では、成績評価の50%を2回の試験(20%、30%)、それと同じ50%をレポートや演習といった日頃の勉強、努力に置いています。その意味で、レポートが大変という意見がありましたが、むしろレポートで苦労してもらうことを積極的に目指しているわけです。

3)中間試験が昨年度と全く同じという噂があったようですが、事実は2問が違う問題、1問が昨年度と数値を変えた問題、1問が同じ問題でした。1問でも同じ問題があるのはよくないというのは、その通りかも知れないので気を付けたいと思いますが、似たような問題になることは、ある意味では意図的にしています。演習でやった問題の考え方を理解しているかを見るため、これまでずっと演習を少し変えたような問題を出しています。私の試験の場合、昨年度の問題の答えを覚えてきていい点を取れることはありません。ただ、過去問で勉強して考え方を理解すれば、いい点が取れるでしょうが、それは授業中の演習を理解することと同じで、それも努力の結果と評価します。平等を期する意味で(過保護かも知れませんが)、またあらぬ噂を防ぐ意味で、これからは昨年度の試験問題と答えをあらかじめ張り出すようにしようと思い、私の担当の後期力学Tから実施しています。

<アンケート結果に対する対応>

 

3.各教員からのご意見等

 

4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)

<担当教官へ> 機械工学科の講義の平均係数(評価点)3.6に対して,本講義の評価点は3.8です。したがって,講義内容,授業の進め方などに関して,学生には,ほぼ平均的な評価がなされていることになります。これからは,一段のFDを心掛けてください。