機械工学科FD記録〔教育改善〕平成15年度後期授業
学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。
授業科目〔 機構学 〕,教員名〔 藤井正浩 〕,記入年月日〔2004.06.15〕
1. 学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について
自由記述事項について,まとめると大まかに次のようになる.
「スライドではノートをとりづらい,進行が早い」
「演習時間がないので問題が解けない」
その他,クォータで授業することに対する反対意見が自由記述では多い.
また,「1回の講義に対して同じ時間の予習と復習をすれば,睡眠と食事を除いたほぼ全ての時間を学習に当てなければならないのではないですか(ニュアンスとしては否定的)」といった指摘もあった.
2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について
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実施済みの内容
クォータをやめてセメスタでの開講とします.
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実施計画の内容(予定の実施時期も含む)
授業の進行速度およびスライド・OHPの切替時間に配慮しますが,学生諸君にはスライドを全て書き写すことを求めてはいません.予習しておきスライドとその説明から授業中に内容を理解することを期待します.ただし,スライドの内容をホームページに掲載し意欲のある学生諸君には自習できる環境を設けます.
また,演習時間はとくに設けませんが,理解を深めてもらうことを目的に毎時間レポートまたは10分程度の確認テストを課すこととします.
3. 各教員からのご意見等
最終履修者のうち約70%が単位取得に必要最低限の理解はできているものと判断する.不可とした大多数は中間試験および期末試験の点数が30点未満であり学習不足と判断される.試験の内容についてのアンケートでは約65%が「適正」ないしは「少し易しい」としており単位取得者の割合とほぼ一致している.なお,試験問題は講義中の演習およびその解説により理解できる基本的な問題である.
なお,「1回の講義に対して同じ時間の予習と復習をすれば,睡眠と食事を除いたほぼ全ての時間を学習に当てなければならないのではないですか」という指摘はその通りであり,学生の本分として学習に励まれることを希望します.
4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)
<担当教官へ> 機械工学科の講義の平均係数(評価点)3.6に対して,本講義の評価点は3.0です。したがって,講義内容,授業の進め方などに関して,学生には,ほぼ平均的な評価がなされていることになります。これからは,一段のFDを心掛けてください。