機械工学科FD記録〔教育改善〕平成17年度後期授業
学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。
授業科目〔振動工学〕,教員名〔藤井正浩〕,記入年月日〔2006.07.13〕
1. 学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について
授業評価アンケートQ8,Q9の学生自身への評価によると,評点はQ8:3.5±0.77,Q9:3.6±0.82であり,自らは積極的に取り組んだと評価している.一方,教官側から学生個人の勉学のモチベーションをあげる方策については授業評価アンケートQ6,Q7に反映されていると考えるが,それぞれQ6:3.4±0.72,Q7:3.4±0.80で,必ずしも十分ではないのかもしれない.
Q3:3.1±0.99およびQ4:2.7±0.97の評価に顕著に現れているように,学生にとって教科書が難しい,また,pptによる講義に十分に適応できていないことがわかる.本講義では,振動方程式(微分方程式)を解く手順をpptで説明しているが,1年生の講義で学んだ方法が十分に身についていないため,進度が速いと感じていると推察できる.
自由記述については,板書を望むものが2件,ここに記載できないような表現で記述されたものが1件あり,後者については記述者の人格を疑わざるを得ないものであった.また,1件のみであるが,教科書にないことを授業で説明しても後で復習できないといった,現在の学生気質を示すような記述もあった.
2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について
授業内容および課題内容については概ね適当と考えているが,次年度は教科書を変更し,授業内容の一部を変更する.また,演習の方法を一部変更し,毎時間提出させることとし,勉学について若干の強制力をもたせることとする.
3. 各教員からのご意見等
教官としては授業内容および進度は適当と考えているが,予習および復習を十分に行っていない学生が多いようで,授業で初めて講義内容を知るといった現状である.
4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)