機械工学科FD記録〔教育改善〕平成18年度前期授業

学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。

授業科目〔基本機械製図〕,教員名〔鳥居,清水(憲)〕,記入年月日〔2006.12.27

 

1. 学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について

   学生からの評価において,授業のスケジュールおよび時間配分等は高い評価であった.また担当教員の直接的な指導は,熱意が感じられ適切な指示が受けられたとする評価であったが,全体的な説明や板書の書き方・配布資料に関しては少し低い評価であった.一方,自由記述においては,実際に製図の作業を行うだけではJIS製図の理解が難しいという意見があり,より詳細な説明が必要であるとの意見も見られた.

 

 

2.指摘事項およびアンケート結果に対する教育改善について

    実施済みの内容

    製図盤の使い方やJISハンドブックの調べ方を,全ての受講学生(50人弱)に個別に指導することは出来ないので,本年度(平成18年度)から,使用方法を書いたマニュアルを配布し,プロジェクターを使って説明するようにした.

 

    実施計画の内容(予定の実施時期も含む)

JIS製図の説明時間を増やしてほしいという意見もあったが,講義の時間を増やすと製図の実習時間が少なくなりスケジュールが厳しくなる.多くの学生は,現在の授業のスケジュールを妥当なものと評価しているので,実習時間中の個別指導を充実させる必要があり,具体的には来年度(平成19年度)から,現在3回行っている検図の回数を5回程度に増やす予定である.

 

 

. 各教員からのご意見等

  製図は基本的に「教えてもらう」ものではなく,自分で「習う」ものであると理解できた学生は,図面を描き上げた後に達成感を感じることが出来たようです.すなわち製図を進めていく上で生じた疑問点を自分で調べ,それでも分からない場合には,教員にアドバイスを求めるという姿勢が理想ですが,必ずしも,全ての学生が能動的に製図に興味をもてたとは限らないようです.そうした学生にとっては,自分から積極的に教員にアドバイスを求めるということは難しかったと思われますので,今後は,検図の回数を増やしてきめ細やかな指導を行い,まずは製図という作業に主体的に興味を持ってもらえるように努力をしていきますが,その際も,自ら計画したスケジュールに従って作業を進めて課題を完成させることの大切さを感じてもらえるようにしていきたいと考えています.

 

 

4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)