機械工学科FD記録〔教育改善〕平成18年度前期授業
学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。
授業科目〔工業熱力学I〕,教員名〔冨田 栄二 〕,記入年月日〔2006.12.23 〕
1. 学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について
*良かった点
(1)説明が分かりやすい.(5名) 難しいなりに理解させようと上手く説明していた.
(2)教科書通りに進めてくれて自分でも勉強しやすかった.たいへん良かった.
(3)工業熱力学を深く知ることができた.高専のときよりもかなり深く学べた(2名)
(4)熱力学の基礎を学べた.内容はすごく難しかったが,ある程度理解できたのでよかった.(2名)
(5)熱力学の深いところまで教えてもらえたこと.
(6)熱力学(熱)について,少し分かり始めた気がする.
(7)進む速度が速かったが,重要なところはよく分かった.
(8)すばらしい授業で,しっかりと学習することができ,熱力学を理解できたので,とても感謝しています.ありがとうございました.
(9)演習問題が豊富.理解度が深まった(5名).
(10)一章ごとに小テストがあったのでよく理解しやすかった,よく勉強できた(5)
(11)演習問題,小テストが多くてたいへんだったが,問題を解くことで授業では分からなかったことが理解できるようになった.
(12)難しかったが,過去問を解くと理解できるようになった.
(13)力学的な計算ができるようになった.
(14)「単位を取るためではなく熱力学を勉強する」という言葉が心に残った.この授業以外でもその通りだと思う.
(15)教科書が使いやすかった.詳しく書いてあったので勉強しやすかった.(3)
(16)工学部らしいことがようやく学べた.
(17)板書が見やすかった.
(18)高専の復習ができた.
(19)楽しかった.
*良くなかった点
(1)配布された演習問題の答えをほしかった.解答をしてほしい(19名)
課題の問題で解けないものがあり,その解法が知りたかった.分からないままで終わってしまう.
(2)演習プリントの問題はひどい.
(3)テストが多すぎる.(4名)
そのせいで授業が過密になっている.もっと丁寧に教えてほしい.
(4)演習問題の量が多い.(5)
(5)もう少し演習問題を絞ってもよいと思う.
(6)出題の仕方が不親切である.採点基準に関することは事前に言ってほしい.
(7)演習にもう少し力を入れてもらいたかった.
(8)小テストの間隔が短い.最後のほうに演習(試験)を詰めすぎ.(2)
(9)説明を省いていることが多く,よくわからないことが多かった.
(10)板書やテスト問題の間違いが少し多かった.(2)
(11)テストでは,式の誘導が多く,実際に数字を入れる問題も少しやりたかった.
(12)難しいところの説明をじっくりとしてほしい.
(13)演習の時間には授業をせず,演習問題の説明をしてほしい.
(14)授業のペースが速い(ことがある).(3名)ノートに写せないところがあった.
(15)テスト問題が難しい.
(16)難しかった(2名).
提案その他
(1)週3回にして演習の時間を増やせないですか.
(2)ありがとうございます.
(3)演習(試験)のときの試験監督は2名くらいでよいのではないか.
(4)補講してもよいから,ゆとりがほしかった.
(5)高専の場合,単位認定で認めてほしい.
(z)サイクルについてもう少し詳しく解説してほしかった.
2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について
・
実施済みの内容
演習問題の答のみは入れています.
・
実施計画の内容(予定の実施時期も含む)
1.特になし.できるだけ,15回のうちに収めるようには努力したいが,演習の時間を有効に活用したいので,演習時間に講義を実施してゆっくりと進んでいる.
2.演習問題を整備する.前年度よりも少し改善したつもりであったが,さらに精選するようにしたい.
3. 各教員からのご意見等
悪かった点に関して,お答えします.(ただし,複数名の意見に対してのみ)
(1) 最後の答のみは演習問題と一緒にプリントして配布しています.講義中に解答のポイントは説明しており,模範解答を配布する予定はありません.講義をよく聴いてください.それでもわかりにくいのであれば,遠慮せずにいつでも質問に来てください.歓迎します.
(2)テストの回数が多いのは,良かった点(9)(10)にあるように,普段からこまめにきちんと演習問題を解いて小テストで実力を確認しながら勉強するためです.もっと,普段から勉強するようにしましょう.
(3)通常の講義の時間だけでは十分な説明ができないと考えて,多少,演習の時間を使って講義し,ゆっくりと進んでいます.ただし,授業のペースをどのあたりに合わせるか,難しいところです.理解が不十分と思う人は,いつでも部屋にきてください.
(4)板書が間違っていれば,指摘してください.式の誘導が多く,また,似たような記号が出てくるので間違いやすいものです.教科書もありますので,皆さんが間違いを如何に見つけるかも実力のうちです.
(5)もっと自分で勉強するか,あるいは積極的に質問にくるようにしてください.
総じて,
例年のことですが,1章ごとの小テストはたいへんだったが理解も進んで良かったというように感じています.演習問題の模範解答を求める声が多くなってきています.自分で問題を解かずに答えだけ覚えていればよいという姿勢が感じられます.分かりにくければ質問にきてください.熱力学はかなり勉強しないと理解しづらいものですが,本講義の範囲の事項は,一度理解できればそれほど難しくありません.過去4年間の問題も試験前には掲示しています.毎年,問題は同じではありませんが,傾向や難易度は分かると思います.しっかりと勉強してくれることを望みます.
4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)