機械工学科FD記録〔教育改善〕平成18年度後期授業

学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。

授業科目〔 計測工学 〕,教員名〔 高橋 智 〕,記入年月日〔2007.6.4

 

1.    学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について

    集計結果は,どの項目も3.7±0.9程度であり,学生に対してほぼ標準的な内容であったと受取っている.

    個別にとったアンケートより,講義前レポートによる予習を義務化することによって,講義中の学生の理解が深まっている.また毎回講義でアンケートを取ることが,講義ごとに理解を確めることに役立つだけでなく,学生が講義に参加しているという意識を高める上でも十分役立っていることもわかる.

 

2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について

    講義中に私語をする人は退室するよう厳しく指導している.

    講義前レポートによって講義内容を予め調べて講義に参加しているため,内容の多くを講義中に理解してくれているものと考えている.

    毎回講義終了時に行う小テストで,後半の講義では,問題を自分で考え回答させるテストを行った.問題が与えられた時点で調べる範囲が限定されるため,ノートさえとっていれば理解できなくても何らかの解答が可能である.しかし自分で問題を考えるためには,1回の講義で行われた内容をある程度理解し,重要なポイントを抑えておかなければ,的外れな問題や陳腐な問題になってしまう.また問題作成者の気持ちになって講義を受けることは,重要なポイントを知らず知らずのうちに絞って理解していることになる.提出された問題の多くは,その日の講義で重要とされる内容に関するものが多く,学生が集中して聞いていることがわかる.

    演習の解答を後日返却する際,答えを示さずに間違っている箇所だけを指摘し,再度レポートとして提出させた.解答を自分で探すことによって,間違った理由を理解することを目的として行った.学生だけでなく採点者側にも負担が増えたが,それだけの労力に対する効果があったかどうかはわからない.もう少し簡便で有効な手段を講じるべきであると考える.

 

. 各教員からのご意見等

 

 

 

4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)

<担当教官へ> 本講義の評価点(Q1)は3.7です。したがって,講義内容,授業の進め方などに関して,学生には,ほぼ平均的な評価がなされていることになります。これからは,一段のFDを心掛けてください。