機械工学科FD記録〔教育改善〕平成18年度後期授業

学生アンケ−トに基づく教育改善および意見等について下記の項目に記入して下さい。

授業科目〔材料力学II〕,教員名〔多田直哉 〕,記入年月日〔2007. 6. 1

 

1.学生からの指摘事項およびアンケ−ト結果について

全体評価であるQ13.4であり,工学部平均値(=3.7)よりやや低くなっているが,Q2からQ9までの結果に大きな偏りはない.本科目は数学および力学的要素の強い科目であるため,新たな知識や技術の習得を中心とする科目よりも多少低めの評価値になることは避けられない.しかしながら,これからも授業のレベルを下げることなしに学生の理解度を高めるよう努力したい.

 

2.指摘事項およびアンケ−ト結果に対する教育改善について

特に学生からの指摘事項は無い.本科目の内容を理解するためには,微分・積分学,線形代数学,ベクトル解析,力学の基礎的な部分をすべて理解している必要がある.ある程度は,講義の中で数学や力学の必要な部分について復習しているが,最近,これら基礎科目の理解不足で不合格者が増加する傾向にある.次年度は,演習時間等に基礎科目の復習を取り入れることも検討したい.

 

3.各教員からのご意見等

本科目は,公式を覚えてそれに数値を代入して答えを出せばよいという科目ではなく,式の誘導部分から理解しないと式の前提となっている条件や適用範囲等を含めた内容の本質を理解することはできない.実製品の設計で重要視される本科目に関しては,できる限り内容の本質的理解を重視した講義をするよう心がけたい.

 

4.教育評価改善委員会としてのコメント(記入不要)

<担当教官へ> 本講義の評価点(Q1)は3.4です。したがって,講義内容,授業の進め方などに関して,学生には,ほぼ平均的な評価がなされていることになります。これからは,一段のFDを心掛けてください。