01材料物性学研究室 2013年3月卒業 藤井 和也

業務内容日立金属株式会社勤務 / 炭素鋼帯(こうたい)およびステンレス鋼帯(こうたい)の製造技術

卒業研究室材料物性学研究室

卒業年度2013年3月卒業

在学中のエピソード

研究でなかなか思うような結果が出ないときは実験が深夜にまで及ぶことがありました。しかし、仲間同士で議論したり、自分で考えて実験を進めることにより、面白い結果が得られました。このときの喜びや達成感は今でも忘れられません。

在学時代に学んで役に立ったこと

もともと生体用の金属材料が少し気になっていたため、材料物性学研究室を選び、その中でチタン合金の合金開発や機能改善を学びました。研究ではチタン合金の特異現象について実験したり、インターンシップでは生体用チタン合金の評価を実施しました。一つの金属という材料が様々な分野で脚光を浴び、社会のあらゆる場所に用いられていくことを知り、そこに「ものづくり」としての喜びを感じたため、現在の材料メーカーを選びました。

入社後に岡山大学の科目で役に立ったもの

組織制御学や固体力学で学んだ知識は、現在の業務である鋼帯を製造するための金属加工・熱処理技術に役立っています。当時、使用した教科書や資料は今でも活用しています。

高校生・岡山大学の学生へのアドバイス

何事にも積極的に挑戦してほしいと思います。学生時代にたくさん失敗して、そこから自分で考えて行動することが非常に大切だと思います。是非、自分がやりたいと思ったことは、まわりと多少ぶつかっても、やってみて下さい。ただし、礼儀正しくいてください。そうすれば、多少尖がっていても、周りの人は応援してくれると思います。


藤井和也
日立金属株式会社勤務