05機械加工学研究室 2010年3月卒業 田子 正孝

業務内容株式会社 小松製作所勤務 / 油圧ショベルの開発

卒業研究室機械加工学研究室

卒業年度2010年3月卒業

在学中のエピソード

学科での専門科目には工作実習や工学実験の際に、少人数グループに別れて課題に取り組むことが多かったように覚えています。その中で、計画→実行→成果発表という一連の課題(=仕事)の進め方や、ブレーンストーミング(集団発想法)により問題・課題を解決していく進め方を自然と身に付けることができました。これは現在の仕事にも多いに役立っています。

在学時代に学んで役に立ったこと

大学では基礎的な知識を学ぶ講義のほかに、実際に機械に触れることができる実習や実験も多く、ものづくりに対して興味を持つことができました。開発、設計業務は図面を書くばかりで機械を見ることが少ないように思われますが、実際は実機に触れることも多く、現物を見ないとわからないことも多々あります。 実習や実験でエンジンや工作機械に触れていた経験が活かされていると感じます。

入社後に岡山大学の科目で役に立ったもの

機械系メーカーの製造に携わる中で、やはり三力(材料力学,熱力学,流体力学)の知識は必要不可欠であると感じました。実際の設計業務においても大型構造物を扱っているため、高水準な破壊耐久性が求められ、大学で学んだ材力の知識を活用しています。また会社では自分の考えを相手に説明する能力が求められるため、研究室で行ったプレゼン練習がとても役に立っていると感じています。

高校生・岡山大学の学生へのアドバイス

ものづくりの基礎となるのはやはり機械工学が中心にあり、どのメーカーに行ってもきっと役に立ちます。それに加え、開発設計という仕事は「創造力、知的好奇心、深く考える力」が必要だと私は考えます。これらも鍛える事ことができるのが岡山大学機械工学コースの良いところだと感じます。他にも私が大学生活で得た財産は「人のつながり」と「経験」です。人付き合いを大切にし、部活や旅行等興味を持ったことには何でもトライしてみて下さい。


田子 正孝
株式会社 小松製作所勤務