06流体力学研究室 2000年3月卒業 富永 祥子

業務内容三菱日立パワーシステムズ株式会社勤務 / 高効率火力 発電プラントの基本計画

卒業研究室流体力学研究室

卒業年度2000年3月卒業

在学中のエピソード

在学中はテニスサークルに所属し、講義後や休日はテニスの練習をしたり試合に出たり、またサークル仲間と旅行やレジャーに出かけたりしていました。4年次からは流体力学研究室に所属し、シミュレーションによる血管内の流動解析をテーマに研究を行っていました。研究発表前などは遅くまで研究室に残り、コンピュータの前に張り付いてシミュレーションを繰り返していたのをよく覚えています。社会人になると自由な時間が減るので、振り返るとどれも良い思い出です。

在学時代に学んで役に立ったこと

講義で行った鍛造、切削、溶接等の金属加工の実習です。卒業後は製造業に入社しましたが、現在の所属部門ではものづくりの現場にかかわることがほとんどありません。上記のようなものづくりの基本を学ぶことができる実習は、今でも振り返るとものづくりの原点を思い出させてくれる大変貴重で重要な講義であったと思います。

入社後に岡山大学の科目で役に立ったもの

熱力学、流体力学です。私が担当している製品である火力発電プラントは、熱力学で学んだブレイトンサイクとランキンサイクルが組み合わされたサイクルが基本となります。熱力学は製品について理解する基礎知識になっています。また、発電所は配管 のお化けと呼ばれるくらい膨大な配管で構成されています。流体力学の知識を使って配管内の流れを知ることは重要です。これらの科目で使用した教科書は、今でも会社デスクの引き出しに入れていて時々使用しています。

高校生・岡山大学の学生へのアドバイス

大学は何か新しいことに挑戦し真剣に取り組める機会が多くある場だと思います。皆さんもいろいろなことに興味を持ちチャレンジしてみてください。研究、スポーツ、ボランティア、読書など何でもいいと思います。将来やりたいことを見つけるきっかけになるかもしれませんし、その過程で得た経験や達成感は自分の財産となり、社会人になって必ず自分を助けてくれると思います。


富永 祥子
三菱日立パワーシステムズ株式会社勤務